Q:小規模な閉鎖会社や特定有限会社で、社長が死亡し、跡継ぎが相続する場合、どのような対応が必要になるのでしょうか。
A:中小企業においては、取締役社長を務める父が亡くなり、その子が跡を継ぐ、ということがあります。父の財産については相続が発生しますが、取締役社長の地位をそのまま相続することはできません。このような場合にはいかなる手続をと […]
Q:会社と取締役が、在庫商品を引き取るなどの契約を行ったり、保証をしたりする、いわゆる利益相反取引は問題ないのでしょうか。
A:利益相反取引とは、取締役が会社利益を犠牲にして、自己又は第三者の利益を図るような取引のことをいいます。このような取引を取締役が行う場合は、会社が損害を受けるおそれがあるため、株主総会または取締役会の承認を受けることが […]
Q:特別利害関係を有する取締役とはどのような取締役で、取締役会はどのように行えばいいのでしょうか。
A:「特別利害関係を有する取締役」は、取締役会の議決に加わることができません(会社法368条2項)。また、取締役会決議の定足数は、「議決に加わることができる取締役の過半数」の出席となっています(会社法369条1項)。さら […]
Q:株主総会を開催していないとどうなるのでしょうか。
1 コンプライアンスや法務の重要性などについては良く言われるところですが、その重要性を具体的に思い浮かべることが出来る方はそう多くはないのではないでしょうか。 そこで、最も身近でかつ形骸化しやすいのではないかと思われ […]
Q:いわゆるコンプライアンスが重要といわれますが、どのような点が重要なのでしょうか。
(1)コンプライアンスとは 一般的には、「法令遵守」と呼ばれています。「法令」には、条例や規則等、法令と同レベルの法規範は当然のことながら、いわゆる社会規範(つまり法律にはないが、倫理的な規範、社会内のルールのこと)の […]